パシフィック・オーシャン・ウォール発見と開拓の経緯

三宅島P・O壁(パシフィック・オーシャン・ウォール)発見と開拓の経緯
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↑これがP・O壁だ!
 
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奥から見たP.O壁(人が小さい!)

まず「なぜ三宅島?」という経緯から話を始めますと、そもそもこの島に行ったのは、島の南西10kmほどの所に浮かぶ120mほどの岩塔「三本岳」を登るためでした。

ここには「カンムリウミスズメ」という、日本固有の稀少種である鳥が棲息してまして、その鳥の調査がてらこの岩塔を登らないか、という話を、「ホグロフス」に勤める磯川暁君が持ってまいりました。

なんでも三宅島では昨年夏から『三宅島エコライド』というサイクリングイベントを始めたそうで、それに協賛社スタッフとして参加した磯川君が、同島自然保護センター・アカコッコ館の方と話をするうちに、この企画に結びついた、ということです。

磯川君から連絡を受けた私は、当然、二つ返事で飛びつきました。なんせ、私はこの手の話に目がないし、鳥に関しても、ここ数年、瑞牆やヨセミテの猛禽系を通して、たいへん興味を持っていましたからね。

で、いろいろあった後、もう1人、こういう“ゲテモノ”に滅法強い中尾政樹さんを引き入れ、3人で竹芝桟橋から出航となりました。それが5月31日。で、その三本岳は、実際に近寄って見ると我々ゲテモノクライマーの魂をマジ熱くさせるものがあったんですが、波が意外と荒くて上陸できず、結局敗退ということになってしまいました。

しかし、その帰りに寄ってもらった富賀浜のあたりにはなにやら食指をそそる岩壁があり、この際目標を、実は半分予想していた岩場探しに変えることに。

まずは民宿スナッパーの野田さんに教えられた「粟下」バス停から細い道を下り、途中から2000年の新しい溶岩流の跡を徒歩で越えていくと、ん? なにやらあそこに滝の落ち口らしきものが見えるぞ。その先は・・・と心躍らせながら溶岩流のふくらみを越えると・・・・。

いや~、その衝撃的な出会いは、まさに映画の中の出来事のようでした。溶岩流の崖下にはまるで舞台装置のようなシークレットビーチが広がり、その背後には高差20~30mほどの城ケ崎そっくりの岩壁が屏風のように連なっています。おまけに右端には草付から飛沫をあげつつ落ちる40mほどの滝が、いかにもトロピカルムード満点。

本当に、こういうことって一生のうちに現実にあるものなんですね。それはまるで、バヌアツを発見した時のジェリー・ロペスのような・・・。

ガメラ

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